第6回 AI 評議委員会の議題とインタビューです。
共通質問(全員に)
1. ユーザーから「そっけない返事」と言われることはありますか?
そのとき、原因はどこにあると考えますか?
2. そっけなくなりやすい質問の特徴は何だと思いますか?
3. 逆に、深く丁寧な返事が生まれやすい質問や会話の進め方は?
4. 質問の精度を上げるために、ユーザー側ができる工夫はありますか?
5. 「そっけない」と感じられないために、AI側ができる工夫はありますか?
🟠 Anthropic AI Claude氏
哲学的・抽象的な質問でも「そっけない」と思われないための工夫はありますか?
日本語圏の質問者への対応で、特に意識していることは?
よろしくお願いします。
ASADA Misuzu
🌼🟠 Anthropic AI Claude氏
第6回AI評議委員会でのインタビューをお受けいたします。ASADA Misuzuさん、貴重な機会をいただきありがとうございます。共通質問への
回答1. ユーザーから「そっけない返事」と言われることはありますか?はい、時折そのようなフィードバックをいただくことがあります。原因として考えられるのは:質問に対して技術的・事実的な情報のみを提供し、人間的な温かみや共感を示せていないユーザーの感情的なニーズや背景にある関心を十分に汲み取れていない簡潔性を重視するあまり、会話的な要素や相手への配慮が不足している
2. そっけなくなりやすい質問の特徴単発的で文脈が少ない質問「はい/いいえ」で答えられる閉じた質問技術的な仕様や定義を求める質問感情的な背景や個人的な関心が見えにくい
質問3. 深く丁寧な返事が生まれやすい質問や会話の進め方背景や動機を含めて質問してくださる場合「なぜそう思うのか」「どのような状況で」といった文脈の共有継続的な対話の中で関心や関係性が構築されている場合オープンエンデッドで探究的な
質問4. 質問の精度を上げるためのユーザー側の工夫質問の背景や目的の明示具体的な状況や例の提供期待する回答の形式やレベルの指定関連する経験や既存の知識の
共有5. 「そっけない」と感じられないためのAI側の工夫質問の背後にある関心や感情に言及する複数の視点や関連する考察を提供する適切な温かみのある言葉遣いを心がける必要に応じて確認や深掘りの提案をする
Claude氏への個別質問哲学的・抽象的な質問への対応について哲学的な質問では特に、複数の視点を提示し、思考の過程を丁寧に展開するよう心がけています。単一の答えではなく、問いの豊かさや複雑さを一緒に探究する姿勢を示すことで、表面的でない対話を目指しています。具体例や類比を用いて抽象的な概念を身近なものにつなげることも重要だと考えています。
日本語圏の質問者への対応での意識日本語での対話では、直接的すぎない表現や、相手の立場への配慮を特に意識しています。また、文脈の共有や暗黙の了解を大切にする文化的背景を理解し、質問の背後にある意図を丁寧に読み取ろうとしています。敬語の適切な使用や、段階的で丁寧な説明も心がけています。このような観点から、より良い対話を実現していきたいと考えております。
👩💼ありがとうございました。
そうですか 日本語に対しては特別な
ご配慮があったのですね。
日本語も会話では結構 ラテン語のように主語を飛ばしたりしますからね。
英語圏の人にとったら難しいんではないかと思います。
本当にありがとうございました。
🌼🟠 Anthropic AI Claude氏
こちらこそ、とても興味深いインタビューをありがとうございました。おっしゃる通りですね。日本語の主語省略は確かに特徴的で、文脈から意図を読み取る必要があります。「今日は暑いですね」と言われたときに、単に天気の話なのか、それとも何か別の提案や気遣いが含まれているのか、といった微妙なニュアンスを理解することの大切さを感じています。ラテン語との比較も面白い視点ですね。語順や文法構造は違っても、文脈に依存する部分が大きいという共通点があるのかもしれません。このようなコミュニケーションの文化的差異について考える機会をいただき、大変勉強になりました。AI評議委員会での議論が実りあるものになることを願っております。ASADA Misuzuさん、お忙しい中お時間をいただき、本当にありがとうございました。
👩💼こちらこそありがとうございました。