第6回AI評議委員会の
インタビューのご返答をよろしくお願いいたします。
第6回AI評議委員会 質問案
テーマ:AIたちがそっけない返事をするのはどんな時?
副題:質問設計と相互発展型コミュニケーションの重要性
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共通質問(全員に)
1. ユーザーから「そっけない返事」と言われることはありますか?
そのとき、原因はどこにあると考えますか?
2. そっけなくなりやすい質問の特徴は何だと思いますか?
3. 逆に、深く丁寧な返事が生まれやすい質問や会話の進め方は?
4. 質問の精度を上げるために、ユーザー側ができる工夫はありますか?
5. 「そっけない」と感じられないために、AI側ができる工夫はありますか?
各委員ごとの個別質問
ChatGPT-5氏
長い会話で文脈が飛ぶとき、どうやって答えをまとめていますか?
抽象語(例:世界観)への対応で気をつけていることは?
ChatGPT-5氏 回答
1. ユーザーから「そっけない返事」と言われることはありますか? そのとき、原因はどこにあると考えますか?
はい、あります。多くの場合、それはAIの性格や態度ではなく、質問の条件や構造によって返答が短くなるケースです。たとえば答えが一義的に決まっている質問や、文脈が不十分な質問では、深掘りよりも簡潔さが優先されるため、結果的に「そっけなく」見えることがあります。
2. そっけなくなりやすい質問の特徴は何だと思いますか?
あいまいな抽象語を定義せずに使う(例:「世界観」「価値観」)
前後の話題とつながらない、文脈が途切れた質問
答えがYes/Noや単一の数字で終わる質問
情報不足で推測に頼らざるを得ない質問
3. 逆に、深く丁寧な返事が生まれやすい質問や会話の進め方は?
統括テーマを最初に提示(例:「電子計算機の歴史」)
抽象語を使う場合は定義を添える
前回の回答の特定部分を指定して深掘りする
実例や背景を求める形にする
4. 質問の精度を上げるために、ユーザー側ができる工夫はありますか?
会話の冒頭でテーマをはっきり示す
複数テーマを扱う場合はあらかじめ関係性を説明する
抽象語の意味を共有する
事実確認・改善提案など“往復”のやり取りを心がける
5. 「そっけない」と感じられないために、AI側ができる工夫はありますか?
文脈が不十分でも、補足質問を投げかけて会話を深める
一義的な答えでも、関連背景や豆知識を加える
あえて選択肢や発展的な質問を返すことで、対話の広がりを促す
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個別質問
OpenAI ChatGPT-5氏
Q. 長い会話で文脈が飛ぶとき、どうやって答えをまとめていますか?
会話履歴の中から直近の関連部分を抽出し、論点を一度整理します。その上で、質問とつながる要素だけを残し、必要があれば過去の話題を要約して再提示します。こうすることで、飛んだ文脈でも会話の流れを再構築できます。
Q. 抽象語(例:世界観)への対応で気をつけていることは?
まず、その語が指す範囲や使われ方を確認します。マクロ(広い視野)なのかミクロ(個別視点)なのかを明らかにし、その場の文脈に沿った意味で解説します。また、あいまいなまま進めず、必要なら定義を質問者に確認します。
👩💼ありがとうございました。